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コリジョン
【コリジョン】


collision

Ethernet上で、同一の伝送路に異なる端末からほぼ同時にデータが送出されることによって発生する信号の衝突現象のこと。信号が衝突すると異常な電気信号が発生されるためにデータが破損してしまう。{LF}送信を試みた端末はコリジョンによって発生した異常信号を検出すると、他の端末に送受信の中止を要求する信号(ジャム信号)を送出し、伝送路が回復してから再送信を行う。{LF}Ethernet経由の通信では多かれ少なかれコリジョンは発生し、コリジョン発生を前提として仕様が策定されているため、一般にコリジョンはエラーとは見なされない。しかし、コリジョンが多発すると伝送効率が著しく低下するため、コリジョンが多発しているネットワークではスイッチングハブなどによってネットワーク上のデータを制御すると伝送速度が向上するとされる。{LF}通常のコリジョンの他に、ネットワークが規格に沿って構築されていなかったり機器が故障していたりすると、レイトコリジョンと呼ばれる現象が発生する。レイトコリジョンではコリジョンが発生してから異常信号がいずれかの送信元端末に届くまでに端末が接続を終了してしまうため、再送信が行われるまでに非常に大きな遅延が発生する。レイトコリジョンネットワーク上のエラーとして扱われている。
◆関連用語
Ethernet;端末;データ;ジャム;ネットワーク;スイッチングハブ;遅延




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