100辞書・辞典一括検索

JLogos

26

ダブルスペクトラム
【ダブルスペクトラム】


double spectrum

ADSLの下り通信に使う周波数の上限を従来の2倍に広げ、下り通信を高速化する技術。G.992.1 Annex Iとして標準化され、2003年に各社が相次いで始めた20Mbps超のADSLサービスで採用されている。{LF}ITUが標準化した、日本向けのADSL技術の標準規格G.992 Annex Cでは、下り通信に138~1104kHzの帯域が使われる。ダブルスペクトラムでは138~2208kHzの帯域を使い、従来の約2倍にあたる28Mbps(理論上の最高速度)を実現する。商用サービスでは実効速度を考慮して「24M」「26M」などの名称が使われている。{LF}上限周波数を引き上げた分、従来より短い線路長で信号が減衰してしまうため、20Mbps超のサービスNTT交換局に近いユーザ(概ね2km程度までと言われている)のみに提供され、中長距離のユーザは自動的にAnnex Cによる通信に切り替わるようになっている。
◆関連用語
ADSL;G.992.1 Annex I;サービス;ITU;G.992 Annex C;Hz;帯域;NTT;ユーザ;Annex C




インセプト
「IT用語e-Words」
JLogosID : 7794237