100辞書・辞典一括検索

JLogos

24

投機実行
【とうきじっこう】


speculative execution/投機的実行

マイクロプロセッサの高速化手法の一つ。プログラムが途中で条件分岐しているときに、分岐した先の処理をあらかじめ実行しておくこと。{LF}最近のマイクロプロセッサは複数の命令を並行して実行できるようになっているが、条件分岐が含まれると分岐先の命令がどこにあるか事前に知ることができないため、条件が確定するまで分岐先の命令の実行に取り掛かることができない。投機的実行では、分岐先を予測して言わば「見切り発車」で分岐先の命令の実行を開始する。予測が当たっていれば条件の確定を待つことなくスムーズに処理が継続できるため、その分処理速度は高速化される。予測が外れたら投機的に実行された結果は破棄され、正しい分岐先の命令が実行される。
◆関連用語
マイクロプロセッサ;プログラム;条件分岐




インセプト
「IT用語e-Words」
JLogosID : 7794666