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NGSCB
【エヌジーエスシービー】


Next-Generation Secure Computing Base/Palladium

Microsoft社が2006年に出荷する予定の次世代WindowsであるWindows Vista開発コード名Longhorn)で採用するセキュリティ技術の名称。2002年6月24日に発表された。デジタル映画の配信で海賊版を防止する研究がもとになっている。旧名称はPalladium(パラジウム)。{LF}NGSCBでは、従来のカーネルとは別に「Nexus」と呼ばれるカーネルを追加して、同時に実行できるようにする仕組みになっているとされる。従来のアプリケーションは従来のカーネル上で、データ暗号化などが必要なアプリケーションはNexus上で動作する。米Intel社では「La Grande」(ラグラン)という名称で、セキュリティチップを利用するセキュリティ機構の開発を進めており、NBSCBはこれらのハードウェアを利用していくとされている。{LF}PCのハードウェアとOSのセキュリティ機能を組み込み、ソフトウェアを隔離する機能を提供することによって悪質なコードからセキュリティを保護したり、ソフトウェアセキュリティホールによる脆弱性を克服することが可能になり、また高いデジタル著作権管理技術をサポートするといわれている。{LF}パソコンの内部に不正アクセスから守られたデータの保管場所を確保し、Windowsと専用のハードウェアで文書ファイルや音楽ファイル暗号化メモリの特定部分のプロセッサーに加えて、ディスプレイキーボードネットワークへの情報経路さえもが隔離される。{LF}そのためスパイソフトやハッカーによって保存されたデータが盗まれたり、改竄されたりすることを防止し、信頼できるソフトウェアだけがアクセス可能になる。独自の組み合わせの暗号キーを使うセキュリティ・コンプレッサーがCPUの機密性を向上させ、暗号によって認証を受けたプログラムメモリ内の個別の領域にアクセスする。また、ハードディスクに保存された特定のデータ暗号化する。
◆関連用語
Microsoft;Windows;Windows Vista;コード名;セキュリティ;カーネル;データ;暗号化;Intel;ハードウェア;PC;OS;ソフトウェア;コード;セキュリティホール;脆弱性;サポート;パソコン;不正アクセス;ファイル;メモリ;ディスプレイ;キーボード;ネットワーク;ハッカー;保存;アクセス;CPU;認証;プログラム;ハードディスク




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