MVA方式
【エムブイエーほうしき】
Multi-domain Vertical Alignment
富士通が開発した液晶パネルの液晶分子の配列方向の一種で、従来のVA方式にマルチドメイン化という改良を加えたもの。{LF}VA方式では電圧がかかっていない時にパネル面に対して分子が垂直になっており、電圧をかけると平行になり光を通す。このとき、すべての液晶分子が同じ方向を向いてしまうと狭い範囲からしか正常に見えなくなってしまう(視野角が狭い)ため、MVA方式では画素を4つの領域に分け、それぞれ別の方向に分子を倒すよう工夫されている。これをマルチドメイン化という。これにより、上下左右160度程度の視野角を得ることができ、どの方向からでも画面が見えるようになっている。{LF}マルチドメイン化されたVA方式液晶にはMVAのほかにもシャープのCPA、サムスン電子のPVAなどがある。
◆関連用語
液晶;VA方式;視野角;画素;VA;CPA
| インセプト 「IT用語e-Words」 JLogosID : 7795203 |