CPPM
【シーピーピーエム】
Content Protection for Prerecorded Media
著作物の収録された再生専用メディアの違法コピーを防ぐ技術。1999年にIBM、インテル、松下電器産業、東芝などによって提案された。主に映像作品などの収録されたDVDメディアにおいて採用されている。{LF}CPPMでは、メディアの内容は暗号化されて記録されている。そしてメディア本体と、メディアを再生する機器もしくはメディアを再生するソフトウェアがそれぞれ暗号を解読するために必要な鍵を持っている。メディア側の持つ鍵と、再生機器側の鍵がそろわなければ、暗号化されたメディアを解読し再生することはできない。{LF}メディア側の鍵はMKB(Media Key Block)と呼ばれ、メディア内のリードイン領域と呼ばれる場所に記録されている。リードイン領域は、通常のディスク操作ではアクセスできない領域であり、メディアをコピーした際にはリードイン領域の内容はコピーされない。つまり、違法コピーによって複製されたメディアは正しい鍵を持っていないことになり、再生できない。{LF}CPPMでは、かつてDVDメディアの暗号化技術であるCSS(Content ScramblingSystem)において鍵の流出により暗号が破られた経験を踏まえて、暗号をより強力にし、万が一暗号鍵が流出した場合でもその鍵を無効にすることができるようになっている。
◆関連用語
メディア;違法コピー;IBM;インテル;DVD;暗号化;ソフトウェア;リードイン;ディスク;アクセス;コピー;複製;CSS
| インセプト 「IT用語e-Words」 JLogosID : 7795296 |