IT用語e-Words eビジネス 電子決済 35 PASMO【パスモ】 パスモ 首都圏の私鉄・バス会社が共同で発行している、定期券・プリペイドカード機能を持った非接触ICカードによる乗車券システム。JR東日本のICカード乗車券Suicaと互換性があり、Suicaで私鉄/バスに乗車したりPASMOでJR線に乗ることもできる。{LF}PASMOはICチップと無線通信回路が埋め込まれたプラスチック製のカードで、自動改札機や料金収納機にタッチするだけで利用することができる。プリペイド方式のため、券売機などであらかじめ現金をチャージ(カードに充填)する必要があり、改札機/料金機を通るたびに充填した金額の範囲内で料金が引き落とされていく。PASMOを財布や定期券ケースなどに入れても通信できるため、取り出す必要はない。{LF}電車の乗り越しなどの精算も、出口で改札機にPASMOをかざすだけで自動的に処理される。従来のプリペイドカードや定期券などと異なり使い捨てではなく、1枚のPASMOに現金を充填して何度も繰り返し使うことができる。{LF}PASMOには記名PASMOと無記名PASMOがある。記名PASMOは本人だけが利用でき、紛失時には再発行ができる。定期券を購入するとPASMO定期券となり、券面に定期利用区間が印字される(電車のみ)。現金をチャージしておくことで区間外では通常のPASMOとして利用でき、区間内から乗り越した場合には自動的に精算してくれる。無記名PASMOは誰でも利用でき、登録を行なうと記名PASMOに変更することができる。小児は小児用の記名PASMOとPASMO定期券が利用できる。{LF}「PASMOオートチャージサービス」を利用すると、自分の使っているクレジットカードで料金を自動的に引き落とすことができる。これを設定すると、残額が2,000円以下の状態で改札機/料金機を通過したときに、自動的に3,000円がチャージされる。料金は後日、カードの利用代金として銀行口座から自動的に引き落とされる。{LF}PASMOは2007年3月18日に首都圏の主要な私鉄・バスで一斉に導入され、参加企業は鉄道26社、バス75社の計101事業者(重複を除くと97事業者)にのぼる見通し(一部事業者はサービス開始後に順次導入予定)。首都圏のほぼすべての鉄道・バスで利用可能となる。◆関連用語非接触ICカード;システム;ICカード;Suica;バス;IC;チップ;サービス インセプト「IT用語e-Words」JLogosID : 7795521