人に感謝し信頼する

【至言】
『互いに契約以上のことをやっていれば、契約すらも必要がない「感謝で成り立つ関係」になる。』鍵山秀三郎 イエローハット取締役相談役
【解説】
他人との信頼関係を揺るぎないものにしていくうえでも、自己研鑽は必要だ。イエローハットの鍵山秀三郎取締役相談役は、契約書を交わしてルールを細かく決めただけでは、本当の信頼関係を築けないと言い切る。
鍵山氏が考える信頼関係の基本は、相手に「この人のことは絶対に裏切ることはできない」と思わせることだ。そのためには、たとえ一度や二度裏切られようとも、常に、まず自分から相手に感謝し、「義務は契約より多めに、権利の行使は控えめに」という姿勢が大切だと考える。
実際、イエローハットは1980年代以降、フランチャイズ(FC)方式によるエリア拡大を展開してきたが、一部のFCのように、中途脱会する際の多額なペナルティーなどは設けていない。今や店舗数は順調に拡大し、現在全国に約500店を構える。
【チェックポイント1】
□ 他人と信頼関係を築くうえでも自己研鑽は必要。
【チェックポイント2】
□ 信頼関係を築くうえで大事なのは、感謝し合う仲になることである。
【チェックポイント3】
□ まず自分が相手に「契約以上のこと」をすることが、信頼関係の土台となる。
※本コンテンツは版権者との契約終了により2025年4月末日に提供終了となります

(c)日経BP社 2008
![]() | 日経BP社 「心にとめておきたい名経営者の至言」 JLogosID : 8516612 |