EVA
【いーぶいえー】
Economic Value Added
投下資本に対して当該期間に発生する資本コストを差引いた経済的付加価値であり、次のように定義される。
EVA=営業利益×(1-税率)-投下資本×資本コスト
当期にあげた営業利益がそのまま企業価値の増加につながるというわけではなく、当期の営業利益からその営業利益をあげるために投下した資本の使用料を差し引いた後の残余利益が経済的にうみ出された付加価値といえる。このようにEVAは、当期中に創造された付加価値(企業価値)を表しているが、当期から将来にわたる企業価値の増加分の現在価値の総和をMVA(Market Value Added:市場付加価値)と呼び、次のように定義する
MVA=株式時価総額-株主資本金額(簿価)
MVAは、株主が企業に提供している資金である貸借対照表(バランスシート)上の株主資本の簿価を、株式の時価総額がどの程度上回っているのかを表したものといえる。
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| 日経BP社 「日経ビジネス 経済・経営用語辞典」 JLogosID : 8517163 |