DCF法
【でぃーしーえふほう】

Discounted Cash Flow
ディスカウント・キャッシュフロー法(Discounted Cash Flow)の略称。収益還元法のひとつで、連続する複数の期間(精度の高い予測ができる期間、投資期間)に発生する純収益及び投資期間満了時の復帰価格をその発生時期に応じて現在価値に割り引き、合計して評価額を求める手法のこと。
DCF法においては、毎期の純収益やその発生時期が明示される。証券化対象不動産の鑑定評価において収益価格を求めるにあたっては、投資家等を保護する観点から、DCF法を適用しなければならないとされている。
〈基本式〉
〈評価例〉
●想定条件
対象不動産を5年間保有し5年目の末に転売することを想定
予想キャッシュフローは以下の表のとおり。
転売価格は直接還元法により求める。
転売費用はゼロ
割引率は5%、転売時還元利回りは6%と想定
DCFによる収益価格=期間収入の現価の合計+転売価格の現価
=(67+67+63+64+56)+1,071=1,388
※本コンテンツは版権者との契約終了により2025年4月末日に提供終了となります

(c)2011 Mitsubishi UFJ Trust and Banking Corporation
![]() | 日経BP社 「プロフェッショナル用語辞典 不動産ビジネス」 JLogosID : 8525016 |