Webウイルス
【ウェブウイルス】

Web virus

　Web経由で感染するウイルスの総称。Webページに埋め込まれるタイプのウイルス（JavaScriptなどで記述されたウイルス）を指す場合もある。脆弱性のあるパソコンでは、細工が施されたWebページにアクセスするだけで、Webウイルスに感染する恐れがある。Webウイルスを使った攻撃として有名なのが、2009年前半以降、世界中で被害をもたらしたガンブラー（Gumblar）。ガンブラーでは企業や組織のWebページを改ざんし、Webウイルスを感染させるようなわなを仕込む。ユーザーがそのWebページにアクセスすると、攻撃者が管理する悪質サイトに誘導され、ウイルスがダウンロードされる。脆弱性を修正していないソフトを使用している場合は、ユーザーが何もしなくても、ダウンロードされたウイルスに感染してしまう。

【参照語】
ガンブラー

日経BP社 「パソコン用語辞典」 JLogosID : 8528164