Windows Server 2008 R2
【ウィンドウズサーバーにせんはちアールツー】
米マイクロソフトが提供するサーバーOS。ボリュームライセンス版は2009年9月、パッケージ版は2009年10月に発売した。Windows Server 2008のアップデート版で、大幅に機能強化された。
特徴は、Windows 7との連携機能を用意したこと。Windows 7との組み合わせで利用可能な複数の機能を備える。その一つは、アクセス速度を向上させるためのBranchCache。クライアントOSにWindows 7、サーバーOSにWindows Server 2008 R2を使う環境では、企業の本社と支店などを結ぶネットワーク回線が低速であっても、短時間でファイルをダウンロードできるようになる。
安全なアクセスを提供するためのDirectAccessも、Windows 7とWindows Server 2008 R2の連携機能の一つ。専用ソフトや専用装置を使わなくても、VPNを実現できる。
Windows Server 2008からの機能強化も図られた。例えば、必要最低限の環境を提供するServer Coreでは、今まで.NET Frameworkをサポートしていなかったために利便性などに問題があったが、Windows Server 2008 R2では利用可能にした。
Webサーバー環境であるIISや仮想化システムHyper-Vなどについても、機能を強化するとともに、管理しやすくしたという。
【参照語】
DirectAccess
BranchCache
Server Core
Windows Server 2008
| 日経BP社 「パソコン用語辞典」 JLogosID : 8528180 |