DDoS
【ディーディーオーエス;ディードス】
distributed denial of service
インターネット経由でのコンピューターに対する攻撃の一つ。複数のコンピューターから大量のパケットを送り付けて過剰な負荷を与えるなどして、特定のコンピューターを利用不可能な状態に追い込む。
攻撃元のコンピューターが単独である場合をDoS攻撃と呼ぶのに対して、複数のコンピューターから一斉に攻撃を加えることをDDoS攻撃という。分散サービス妨害攻撃や分散サービス不能攻撃などとも呼ばれる。
例えば、攻撃者がセキュリティ対策の甘い複数のWebサーバーに侵入して、特定の日時に活動を開始する攻撃用プログラムを仕掛けておく。その日時になったら、一斉に攻撃対象のWebサーバーにパケットを送り付けて、Webサイトを使用不可能にしてしまう。
DDoS機能を持ったコンピューターウイルスも存在し、これに感染した複数のコンピューターから大量の攻撃用パケットが送信されることもある。こういったウイルスはボットと呼ばれ、ボットに感染した複数のコンピューターで構成される仮想的なネットワークはボットネットと呼ばれる。
【参照語】
DoS
TCP/IP
ファイアウオール
ボット
ボットネット
| 日経BP社 「パソコン用語辞典」 JLogosID : 8528902 |