CDMA 1X WIN
【シーディーエムエーいちエックスウィン】

　KDDI（au）が2003年11月に開始した移動体通信サービス。データ通信に絞って低コストかつ高速な通信を可能としたCDMA2000 1x EV-DO方式を採用する。開始当初は1x EV-DOのRev.0規格に準拠し、データ転送速度は下り最大2.4Mbpsだった。
　同じ800MHz帯を使うCDMA2000 1xやcdmaOneと互換性があり、CDMA 1X WINのエリア外ではCDMA2000 1xで最大144kbpsのデータ通信を、CDMA2000 1xのエリア外ではcdmaOneとして最大64kbpsのデータ通信を利用できる。
　2006年末以降、下り最大3.1Mbpsの1x EV-DOのRev.A規格の導入を順次進めた。2010年末には、Rev.Aで使う1.25MHz幅の周波数帯を最大3倍にして高速化するEVDOマルチキャリア（CDMA2000 1x EV-DO Multi-Carrier）を開始した。

【参照語】
au
CDMA2000 1x EV-DO
ダブル定額

日経BP社 「パソコン用語辞典」 JLogosID : 8531553