Nimda
【ニムダ】
コンピューターウイルスの一種。米マイクロソフトのInternet ExplorerやWebサーバーソフトであるIISの脆弱性を突く。2001年9月に発見された。
Nimdaはメールの添付ファイルを実行すると感染する。Internet Explorer 5で脆弱性を修正するプログラムを利用していない場合、Outlook ExpressやOutlookでNimdaが添付されたメールをプレビュー表示しただけでも感染する。
感染すると、ネットワーク上のパソコンにNimda自身をコピーする。このとき、コピー先にWebサーバーで公開しているファイルがあった場合、これを改変してNimdaをダウンロードさせるように設定する。脆弱性を修正していないInternet Explorer 5では、このWebサイトを見ただけで感染する。
Outlook ExpressやOutlookを使っている場合、受信ボックスや送信済みトレイにある宛先に、Nimda付きのメールを送信する。これに加え、メモリーに常駐しながら、IISが動作するWebサーバーを探し、アクセス可能であればNimdaを送り付ける。プログラムファイルにも感染し、共有設定にしていないドライブを共有設定に変更することなども行う。
【参照語】
IIS
コンピューターウイルス
| 日経BP社 「パソコン用語辞典」 JLogosID : 8532614 |