Pentium 4
【ペンティアムフォー】


米インテルが2000年11月に出荷を開始したCPU。Pentium IIIの後継であり、長期にわたって同社の主力CPUとなった。Pentium 4のCPUコアには4つの世代があり、順にWillamette、Northwood、Prescott、Cedar Millという開発コード名だった。
Pentium IIIのCPUコアを全面的に改良し、NetBurstマイクロアーキテクチャーに基づく設計のCPUコアが使われた。パイプラインの段数(ステージ)をPentium IIIから倍増し、20段以上とした。各ステージの処理にかかる時間を短縮したため、動作周波数を高めやすい構造になった。
マルチメディア処理用のSSE(ストリーミングSIMD拡張命令)を強化したSSE2が組み込まれた。Prescott世代のPentium 4からは、SSE3を搭載した。
フロントサイドバス(FSB)は400MHzからスタートし、533MHz、800MHzと向上した。2003年からはハイパースレッディングに対応した。CPUソケットはSocket 423、Socket 478、LGA775と変化した。
【図版の説明】
【Pentium 4】初代Pentium 4のCPUダイ写真。約4200万個のトランジスターがある
【参照語】
Pentium III
NetBurstマイクロアーキテクチャー
ハイパースレッディング
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![]() | 日経BP社 「パソコン用語辞典」 JLogosID : 8532794 |