パソコン用語辞典 英字 R 45 RAID【レイド】 redundant array of inexpensive disks ハードディスクを複数台並列に接続して制御する方式。ディスクアレイともいう。障害に対するデータ保護が主な狙いだが、読み書き速度の向上を目的とした方式もある。1987年に米カリフォルニア大学バークレー校で考案された。記録方式の違いによりレベルがあり、RAID 0、RAID 1、RAID 5が主に利用される。 RAID 0は複数のハードディスクにデータを分散して書き込む。複数のハードディスクに同時にアクセスするので、データの読み書きが高速になる。ストライピングとも呼ばれる。 RAID 1は2台のハードディスクに同じデータを同時に記録することで、データの安全性を高める。ミラーリングとも呼ばれる。 RAID 5は、3台以上のハードディスクを使い、データとともにエラー訂正のためのパリティを分散して記録する。ハードディスクが1台壊れても、交換して、動作中のドライブのパリティからデータを復元できる。パリティ計算はCPUに負荷がかかるため、通常RAID 5で運用するには、パリティ計算用のコントローラーを搭載したインタフェースボード(RAIDコントローラー)を利用する。【図版の説明】【RAID】方式によって目的が異なる【参照語】ミラーリングストライピング 日経BP社「パソコン用語辞典」JLogosID : 8532936