SledgeHammer
【スレッジハンマー】
米AMDのサーバー/ワークステーション向けCPUの開発コード名。2002年4月にサーバー/ワークステーション向けCPUであるSledgeHammerとClawHammer DP(開発コード名)がOpteronと命名された。Opteronは2003年4月に正式発表された。パソコン向けのAthlon 64 FXでもSledgeHammerが採用された。同社の64ビットCPUにはこれ以外にデスクトップ/ノートパソコン用のAthlon 64(開発コード名ClawHammer)がある。
64ビットのアーキテクチャーを採用するが、既存の32ビットCPU用のx86命令と互換性を持つAMD64という命令セットも搭載する。AMDのHammerシリーズの大きな特徴は、同社が推進するバス規格HyperTransportをCPU自体が実装しており、メモリー間のバスやマルチプロセッサー構成時のCPU同士の接続に利用すること。特にメモリーインタフェースをCPUが持つことで、データ転送の遅延を短くでき、マルチプロセッサー構成時にもメモリーのバンド幅が確保できるというメリットがある。
【参照語】
HyperTransport
Athlon 64
AMD64
| 日経BP社 「パソコン用語辞典」 JLogosID : 8533053 |