TDD
【ティーディーディー】

time division duplex

　双方向通信方法の一つ。同じ周波数帯域で上りと下りの通信を行う。時分割複信ともいう。FDDでは上りと下りで別な周波数帯域を使うが、TDDは同じ周波数帯を細かい時間で区切り、ある時間は上り、ある時間は下り、といった形に割り当てて、双方向通信を実現する。
　FDDが周波数帯を2つペアで用意する必要があるのに対し、TDDは1つの周波数帯でよく、上下非対称の通信などにも対応しやすい。

【図版の説明】
【TDD】FDDとTDDの通信方法の違い

【参照語】
FDD
TD-CDMA

日経BP社 「パソコン用語辞典」 JLogosID : 8533168