全訳古語辞典 さ行 ず 15 随身【ずい-じん】 [名] [1]つき従って行くこと。お供をすること。また、そうする人。従者。[2]平安時代、貴人が外出するときに、その警護のために勅命(ちょくめい)によって随従する、近衛府(このえふ)の舎人(とねり)。弓矢を持ち刀を帯びてつき従った。上皇には十四人、摂政・関白には十人、大臣・大将には八人、納言・参議には六人、中将には四人などの定員があった。 東京書籍「全訳古語辞典」JLogosID : 5086333