こころの辞典 ア 35 アルツハイマー病 Alzheimer's disease 初老期から老年期にかけて発症する原因不明の器質性痴呆である.神経細胞の減少,老人斑,アルツハイマー神経原線維変化,顆粒空胞変性が,脳内に広く,びまん性に多数出現する.症状は,記銘力低下,見当識障害,失語,失行,失認,行動異常,人格変化があり,進行性である.CTやMRIで脳室拡大,脳萎縮を観察できる.脳波では基礎律動の徐波化を認める.全経過は4~6年といわれている. 丸善「こころの辞典」JLogosID : 12020036