脳萎縮
brain atrophy
脳神経細胞の脱落や萎縮により,脳が全体として小さくなること.脳回にすきまができたり,脳室の拡大として認められる.アルツハイマー病で著明である.細胞数が半分になったくらいでは,あまり症状はでないらしい.パーキンソン病の場合だと黒質の細胞が20%にまで減少してはじめて軽いパーキンソン症状がみられ,10%になると著明な症状がみられるという.細胞数が少なくなったときには,残った細胞が活発に働いて補おうとする.老人になるにしたがって神経細胞1個当りの樹状突起の数は増える.
| 丸善 「こころの辞典」 JLogosID : 12021173 |