老齢者の精神衛生管理の大切さ
今後老齢人口はますます増える.会社会長,社長はいうまでもなく,教授,院長など重要方針を決定する人たちの老齢化が進行する.
老齢者は自分で気付かないうちに脳が冒されている場合がある.結果として判断の誤りが発生する.その誤りに周囲が気付いたとして,どのような対策をとることができるかが今後の日本社会でさらに重要になる.
問題は,老齢者本人に病識がない場合である.対策を制度として決めておかなければ対応しきれないだろう.例えば,会社の内部の利害から独立した立場の判定医に定期的に検診を依託するなどの必要があるだろう.
| 丸善 「こころの辞典」 JLogosID : 12021291 |