PET
【PET/ぴーいーてぃー/ぺっと】
positron emission tomography
放射性同位元素をトレーサーとして体内に投与し、体外からその分布を計測する方法をシンチグラフィー(scintigraphy)という。それをコンピューターを用いて画像処理し、輪切りの断層像を得る方法はエミッションCT。これにはガンマ線放出を利用する単光子CT(SPECT)と、陽電子(ポジトロン)を放出して崩壊する核種を用いる陽電子CT(PET)がある。脳の場合、PETでは局所の脳血流量や酸素消費量、ブドウ糖利用率などを測定できる。SPECTでは、脳血流を表す断層画像が得られる。近年、がんの病巣発見や転移の有無の判定に使われている。
| 朝日新聞社 「知恵蔵2009」 JLogosID : 14825761 |