JIT方式

just‐in‐time system
トヨタ自動車が開発・採用した在庫圧縮を目的とした生産管理方式。在庫が必要とされるのは需要量・供給量の不確実性に対して品切れを防ぐためである。各工程は前工程に対しては部品・半製品の需要者であり、後工程に対しては供給者である。よって、前工程に頻繁に連絡することにより、各工程が使用した、あるいは必要となるであろう部品・半製品のうち品切れを防ぐための在庫は圧縮でき、その結果、必要な時必要な量だけ(ジャスト・イン・タイム=just‐in‐time)の生産が可能になる。連絡に用いる作業指図票の通称が「かんばん」であることからこう呼ばれる。

![]() | 朝日新聞社 「知恵蔵2009」 JLogosID : 14844759 |