CPA
Certified Public Accountant
他人の求めに応じて、報酬を得つつ財務書類を監査・証明する職業。この業務を行うことができるのは、公認会計士法に従い第1次・第2次の筆記試験に合格、3年間の実務を経て第3次試験に合格し、公認会計士名簿に登録された者のみ。また税理士名簿に登録することにより、税理士の業務を行うこともできる。一方、第2次試験に合格して会計士補名簿に登録された者を会計士補といい、公認会計士の仕事を補佐できる。この仕事は多くの場合、個人としての公認会計士ではなく、監査法人と呼ばれる法人が企業から委託されて行う。2003年5月に公認会計士法が改正され、06年度からは、これまで3段階5回だった試験が1段階2回に簡略化される。金融庁は06年6月30日現在1万7224人の公認会計士を、18年頃には5万人に増やす方針。また、改正に伴う政令で、04年4月より公認会計士の独立性、監査証明の客観性確保のため7年での担当会計士の交代、その後2年のインターバルが義務付けられた。
| 朝日新聞社 「知恵蔵2009」 JLogosID : 14845004 |