携帯読書

電子書籍を携帯電話にダウンロードして読むこと。パソコンや専用端末による有料読者数が増えなかったが、ケータイ読書は、従来あまり本を読まなかった若年層や20代の女性を取り込んで、着実に増えている。高速データ通信の普及と、通信料金の定額制により、音楽、ゲーム、画像などモバイルコンテンツの契約者が増え、これに連動して配信書籍コンテンツの購読へとつながった。ケータイ書籍を手がけている出版社は130社以上(2005年8月、出版科学研究所調べ)。05年末の総タイトル数は約5000点と推定される。KDDIの電子書籍の配信サイトEZブックは、総合、小説・文芸、コミック、写真集の5ジャンル計75サイト(06年5月現在)で、売り上げシェアはコミック51%、小説・文芸35.6%、写真集13.3%。

![]() | 朝日新聞社 「知恵蔵2009」 JLogosID : 14846907 |





