Suica
Super Urban Intelligent Card
2001年11月からJR東日本が首都圏を中心に始めた、改札で使えるICカード。改札機に投入した前払いカードから自動で運賃を引き落とす従来のイオカード機能、それに定期券の機能とを併せ持つ2種類がある。内蔵のICが改札機と電波で情報をやり取りするため、定期入れから出さなくても改札機に軽く触れるだけで通過できる。磁気カードよりも早い0.2秒で情報を処理、定期券での乗り越しも改札機で自動精算が可能。Suica定期券は、ホストコンピューターで使用停止にできるため、紛失した場合に再発行されることもメリットだが、使い捨て防止のため購入時に500円のデポジット(預かり金)が必要。ICが内蔵されていればカード型である必要はなく、JR東日本は携帯電話による「モバイルスイカ」のサービスも始めた。ICは磁気カードより多くの情報が記憶可能で、別の交通機関のカードやクレジットカードなどとの共用化が可能。関東の私鉄や地下鉄、バスも、IC内蔵の乗車カード「パスモ」を導入しSuicaとの相互利用を始める。将来はクレジットカード機能なども搭載するという。JR西日本のICカードICOCA(イコカ)との相互利用も可能になっている。
| 朝日新聞社 「知恵蔵2009」 JLogosID : 14847224 |