TDM
transportation demand management
車の利用方法を工夫することで、増加し続ける道路交通量を調整する計画。国土交通省の試算によると、交通渋滞による時間損失は全国で毎年12兆円分とされ、TDMを活用して渋滞を緩和したり、排出ガスを削減したりすることが求められている。このため国交省などでは自治体や事業者からアイデアを募集、実証実験費用として3分の1を補助している。効果のあった実証実験については、他地域で成果を普及させるのが狙い。これまでに行われた実証実験としては、(1)マイカー利用から公共交通機関にシフトさせるため、100円バスなどの普及、(2)大都市において、複数の輸送会社による共同集配事業、(3)自動料金収受システム(ETC)車載器の普及により、排出ガス量を削減し、渋滞も緩和させる、(4)バスやトラックへの環境自動車の導入、など。
| 朝日新聞社 「知恵蔵2009」 JLogosID : 14847249 |