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高齢化・少子化世界一


 2005年国勢調査速報では、日本の人口に占める65歳以上の高齢者の割合は21.0%で、イタリアの20.0%、ドイツの18.8%を上回り、世界最高となった。また、15歳未満の割合は13.6%となり、ブルガリアの13.8%、スロベニアの13.9%、イタリアの14.0%を下回り、世界最低の水準となった。この結果、日本は高齢化少子化共に世界一となった。前回の00年の国勢調査時点では、高齢化少子化ともイタリア次いで世界第2位であったが、5年間で逆転し、日本の少子高齢化現象が世界的にも際立った速度で現在進行していることが浮き彫りにされた。15歳未満の年少人口と65歳以上の高齢人口は15~64歳の生産年齢人口によって支えられるが、05年における生産年齢人口は8337万人、総人口に占める割合は65.3%。主要先進国(フランスドイツイタリアイギリスカナダアメリカ合衆国)と比べると、日本はフランスの65.2%に次いで低い水準となっている。また、人口の年齢構造人口ピラミッドで見ると、05年には55~59歳と30~34歳の年齢グループ膨らみが見られ、逆ひょうたん型となっている。




朝日新聞社
「知恵蔵2009」
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