インフルエンザ

influenza
インフルエンザウイルスにより起こる呼吸器感染症。急激な発熱、悪寒、筋肉痛、関節痛、頭痛、肩こりから始まり、咽頭炎、胃腸症状、咳、痰などの症状を示す。治療には抗インフルエンザ薬を用いる。また予防のためにはワクチンもある。毎年12月中頃から翌年3月前半までの間に流行する。小児の場合、インフルエンザ脳症になることがあるので、注意が必要。これは、インフルエンザにかかった後、数日内に高熱やけいれん、意識障害が起こる病気で、経過は早く死亡率が極めて高い。発症に解熱剤の服用が関与しているとの意見もある。似たものにライ症候群があり、症状は脳症とほとんど変わらないが、肝臓の脂肪変性が見られる点で異なる。

![]() | 朝日新聞社 「知恵蔵2009」 JLogosID : 14848676 |