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大腸がん


colorectal cancer

 食生活の欧米化に伴って増加しており、高脂肪食、低繊維食が危険因子。家族性大腸ポリポーシスや遺伝性非ポリポーシスのように遺伝性のがんもあり、それぞれ全大腸がんの約1%、5%を占める。非遺伝性の多くは、ポリープを経てがんになる。出血、便通異常、腹痛、腫瘤触知が4大症状。便に血が混じっている時、人間ドックで便の潜血反応を指摘された時は、精密検診が必要。レントゲン検査内視鏡ポリープが発見された場合は、内視鏡下で摘出できるが、大きな腫瘍になると手術で摘出しなければならない。人工肛門が必要となる場合もある。がんが再発した時、または、肝臓や肺等に転移した時は化学療法を行う。5FUとその誘導体の制がん剤が最も有効で、一般的




朝日新聞社
「知恵蔵2009」
JLogosID : 14848729