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伊勢遺跡


 滋賀県守山市2003年2月、古代中国の紅焼土(こうしょうど)のように竪穴住居の床面を焼き固めた初の「焼床(やきどこ)」工法が確認された、1世紀ごろ(弥生時代後期)の大規模遺跡。建物は一辺13.6mの四角い構造で、屋内の棟持ち柱(むなもちばしら)で屋根を支え、床には直径2cm前後の穴が多数開けられていた。特殊な建物だったらしい。同遺跡は東西約750m、南北約400mの範囲に直径約220mの円を描くように配置された約30棟の建物跡があり、その円の内側には楼閣(ろうかく)、祭殿などが建てられていた。




朝日新聞社
「知恵蔵2009」
JLogosID : 14849522