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カンジダ症
【かんじだしょう】


Superficial candidiasis of the skin

 カンジダはカビ(真菌)の一種で、菌糸(カビの一部が伸びて糸状に見えるもの)を形成する分芽菌(酵母など球状のカビ)という真菌の仲間です。カンジダに属する真菌には100種類の菌種が知られていますが、人から見つかったものには約7種類があり、そのうち確実に人に病気を起こすものはカンジダ・アルビカンス(C. albicans)です。しかし最近は、カンジダ・アルビカンス以外のカンジダによる感染症も増えています。内臓にみられるカンジダ症悪性腫瘍やAIDSなど、免疫力が低下した患者にみられることが多いのですが、皮膚に生ずるカンジダ症は全身の要因ではなく、皮膚を不潔にしたり、ステロイドを使用したなどといった局所の要因によって発症することが多いようです。




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「標準治療(寺下医学事務所)」
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