全訳古語辞典 は行 ひ 40 人間【ひと-ま】 [名] [1]人の見ていない間。人のいない隙(すき)。[例]「ともすれば、ひとまにも月を見ては、いみじく泣き給ふ」〈竹取・かぐや姫の昇天〉[訳]「ややもすると、(かぐや姫は)人のいない隙にも月を見ては、ひどく泣いていらっしゃる」[2]人の訪れがとぎれること。疎遠になること。 東京書籍「全訳古語辞典」JLogosID : 5072636