幾許
【いく-だ】
[副]
((「だ」は接尾語))〔多く「いくだも」の形で、下に打消の語を伴って〕どれほど。いくら。
[例]「◎さ寝そめていくだもあらねば白たへの帯乞(こ)ふべしや恋も過ぎねば」〈万葉・一〇・二〇二三〉
[訳]「◎共寝してからいくらも(時間が)たっていないのに、(帰るから)帯をくれと言ってよいものでしょうか、(まだ)恋もさめていないのに」
<参考>用例中の「白たへの」は「帯」にかかる枕詞。「あらねば」の「ねば」は逆接的用法。→ねば[4]
 | 東京書籍 「全訳古語辞典」 JLogosID : 5073929 |