全訳古語辞典 か行 く 34 苦しげ【くるし-げ】 <形動>[ナリ]なら/なり・に/なり/なる/なれ/なれ ((「げ」は接尾語))苦しそうだ。困っているようだ。つらそうに見える。[例]「くるしげなるもの。夜泣きといふわざするちごの乳母(めのと)」〈枕草子・苦しげなるもの〉[訳]「つらそうに見えるもの。夜泣きということをする赤ん坊の乳母(うば)」 東京書籍「全訳古語辞典」JLogosID : 5078603