争ふ・辞ふ
【すま・ふ】
[自][ハ四]は/ひ/ふ/ふ/へ/へ
すま・ふ【争ふ・辞ふ】(スマ(モ)ウ)
[1]抵抗する。張り合う。あらそう。
[例]「女も卑しければ、
すまふ力なし」〈伊勢・四〇〉
[訳]「女も身分が低いので、(男の親に)
抵抗する力がない」
[2]辞退する。断る。
[例]「もとより歌のことは知らざりければ、
すまひけれど、しひて詠ませければ」〈伊勢・一〇一〉
[訳]「もともと歌のことは知らなかったので、(歌を詠むのを)
辞退したのだが、無理に詠ませたところ(こう詠んだ)」
 | 東京書籍 「全訳古語辞典」 JLogosID : 5086601 |