全訳古語辞典 た行 ち 13 雉兎芻蕘【ちと-すうぜう】 ちと-すうぜう【雉兎芻蕘】(―スウジョウ)((「雉兎」はきじとうさぎ。転じて猟師の意。「芻蕘」は草刈りと木こりの意))猟師と草刈りと木こり。山野を行き来して生活する人を列挙した語。[例]「人跡まれにちとすうぜうの行きかふ道そこともわかず」〈奥の細道・石の巻〉[訳]「人の通った跡もめったになく、猟師と草刈りと木こりが往来する道をどことも分からないで」 東京書籍「全訳古語辞典」JLogosID : 5087977