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痴・烏滸・尾籠
【をこ】


[名]<形動>[ナリ]

をこ【痴・烏滸・尾籠】(オコ)((「うこ」ともいう))愚かなこと。ばかげたこと。
[例]「よく尋ね入りてを打ち出(い)でよ。人たがへしてはをこならむ」〈源氏・蓬生〉
[訳]「しっかり突き止めたうえで口に出しなさい。もし人違いをしたら愚かであろう」
<参考>中世、「尾籠」を音読して「びろう」の語が生まれた。




東京書籍
「全訳古語辞典」
JLogosID : 5090454