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吉野(よしの)なる 夏実(なつみ)の川の 川淀(かはよど)に 鴨(かも)そ鳴くなる 山影(やまかげ)にして
【よしのなる】


〔〔和歌〕〕〈万葉・三・三七五・湯原王(ゆはらのおほきみ)〉
[訳]「吉野にある夏実の川の流れの淀みで、鴨が鳴くのが聞こえる。山の陰で」
<参考>「鳴くなる」は鳥の声が聞こえてくる意。聴覚的なイメージが鮮明な歌。




東京書籍
「全訳古語辞典」
JLogosID : 5091163