100辞書・辞典一括検索

JLogos

55

はた-いふ-べき-に-あら・ず
【はた-いふ-べき-に-あら・ず】


はた-いふ-べき-に-あら・ず【将言ふべきにあらず】(ハタイウ―)((副詞「はた」+動詞「いふ」の終止形+推量の助動詞「べし」の連体形+断定の助動詞「なり」の連用形+動詞「あり」の未然形+打消の助動詞「ず」))これもまた言うまでもない。
[例]「日入り果てて、風の音(おと)虫の音(ね)など、はたいふべきにあらず」〈枕草子・春はあけぼの〉
[訳]「日がすっかり沈んでからの、風の音や虫の声などは、これもまた言うまでもない




東京書籍
「全訳古語辞典」
JLogosID : 5093324