全訳古語辞典 は行 は 15 はつくさの【はつくさの】 〔〔和歌〕〕〈源氏・若紫〉[訳]「まだ幼い初草の生い育ってゆく将来もどうなるか分からないうちに、どうして露は消えていこうとするのでしょうか」<参考>光源氏が北山でかいま見をした際に、余命の少ないことを感じて幼い若紫の将来を懸念する尼君の歌に、その将来を見届けずに死んではならないと応じた女房の歌。「初草」に若紫、「露」に尼君をなぞらえる。 東京書籍「全訳古語辞典」JLogosID : 5093418