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さも-あり-ぬ・べし
【さも-あり-ぬ・べし】


((副詞「さも」+動詞「あり」の連用形+完了の助動詞「ぬ」の終止形+推量の助動詞「べし」))当然そうであろう。きっとそうにちがいない。
[例]「『子ゆゑにこそ、万(よろづ)のあはれは思ひ知らるれ』と言ひたりし、さもありぬべきことなり」〈徒然・一四二〉
[訳]「『(自分の)子供によってこそ、すべての人の情けというものは分かるものです』と言っていたのは、きっとそうにちがいないことである」




東京書籍
「全訳古語辞典」
JLogosID : 5105738