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「サボる」の語源は次のどれ?


①竿(サボ)売りが怠け者だったから
②フランス語の木靴(サボ)から
③ポルトガル語のサボン(石けん)から





正解②です。
「油を売る」という言葉が、江戸時代、女性たちに髪油を売る商人が、ゆっくりと話し込んで商売をしていたところから生まれたというのは比較的有名な話ですが、それと同じような意味で使う「サボる」という言葉は、フランス語の「サボタージュ」が語源です。
サボタージュのサボとは、フランス語で木製の靴のこと。二〇世紀初頭のフランスで、争議中だった労働者たちが、履いていたサボで工場の機械を壊して生産を停止させたりしたため、ストライキなど、意図的に仕事を行わないことをサボタージュというようになったというのです。
ちなみに木靴のことをラテン語で「スフラーメン」といいますが、この単語には、妨害という意味もあります。古代ローマでも、労働者は木靴を使って仕事を妨害したのでしょうか。




角川学芸出版
「花マル雑学塾」
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