パーセント記号の本当の由来は?

何かの割合を示すときに「%」という記号が使われます。「%」は「パーセント」と読み、英語の「percent」が語源になっています。
percentは「per」と「cent」に分けられ、「per」は「……につき」、「cent」は「100」を意味しています。つまりパーセントは「100につき」という意味になります。
では、「%」という記号はどこからきたのでしょう。
「%」を分解すると、「0」「1」「0」に見えないこともないですね。そして、この三つの数字を並べ替えると「100」という数字が見えてきます。つまり「%」は「100」を並び替えたものという説があります。
漢字にも似たようなケースがあり、たとえば「米」という字は「八」「十」「八」が組み合わさっているものです。これは、種まきから収穫まで、稲作にかける手間の数が八十八回だからという説があります。
「%」を「米」と同様に考えた場合、100という数字の並べ替えという説にはうなずけないこともないでしょう。
一方、イタリアではパーセントを「ペルチェント」といい、」となり、走り書きをするうちに「%」になったという説もあるそうです。
どちらが正しい由来なのか、「50%・50%(フィフティー・フィフティー)」にも思えるのですが……。

![]() | 角川学芸出版 「花マル雑学塾」 JLogosID : 5145085 |