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ローマ時代の貴婦人は何でうがいをしていたのか


日本にはじめて歯磨き剤が伝わったのは、奈良時代以降といわれています。遣隋使や遣唐使によって、仏教とともに、塩で歯を磨く風習が伝えられました。
はじめて歯磨き剤のことが文献にあらわれるのは紀元前の古代エジプトで、パピルスに、緑粘土などを使って歯磨き剤が作られたことが記されています。
緑粘土とはナイル川が氾濫(はんらん)時に運んできた肥沃(ひよく)な土。ちなみに、クレオパトラもこの緑粘土を歯磨きや、髪の毛をカールさせるために使ったという記録が残っています。
ローマ時代になると、動物の骨や卵の殻を焼いた灰を使って歯磨き粉が作られるようになりました。しかし、ローマの上流階級の女性に好まれたのは、「少女や処女の尿を使ったうがい」でした。ローマの貴族たちはこぞって少女たちの尿を買い求めました。
なかでも、とくに好まれたのはポルトガル人の処女の尿でした。嘘か真(まこと)かはわかりませんが、当時、ポルトガル人の尿はヨーロッパのなかで最も濃いとされていました。この尿を使ったうがいは、それから一八世紀まで続き、時には著名な医師に奨励されたこともあったとか。
たしかに、アンモニアには浄化作用がありますが、尿でうがいはちょっと遠慮したいですね。




角川学芸出版
「花マル雑学塾」
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