初代W杯のトロフィーはどこに?

テレビの映像などでよく見かける金色に輝くワールドカップトロフィーが、実は二代目なのをご存じですか?
初代のワールドカップトロフィーがつくられたのは、一九三〇年のことでした。ウルグアイでの第一回ワールドカップ大会を控えた
ワールドカップ創設に尽力したFIFA第三代会長の名を取って「ジュール・リメ杯」と名づけられたこのトロフィーの行方は波乱に満ちていました。第二次世界大戦中にはイタリアの富豪の家のベッドの下に隠され、ナチの略奪を逃れたものの、一九六六年のイギリス大会の直前にイギリスで盗難。スコットランドヤードの必死の捜索でも行方は知れませんでした。結局、ピックルスという犬が発見して事なきを得ましたが……。
その後、当時の規定でこのトロフィーは通算三回優勝を果たしたブラジルが所有しましたが、一九八三年に盗難に遭い、今に至るまで発見されていません。
現在のトロフィーは、イタリア人彫刻家シルビオ・ガッザニガ氏の制作によるもので、一九七四年の西ドイツ大会から使われています。初代トロフィーと同様に純金製で、高さ三六センチ、重さ四九七〇グラム。制作費は当時の金額でおよそ六〇〇万円だったそうです。
ちなみに、初代トロフィーが盗難に遭ったことから、今度のトロフィーはFIFAに永久所有権があり、優勝国には

![]() | 角川学芸出版 「無敵の雑学」 JLogosID : 5155119 |





