食事の席でやっていけないことは?
食事にももちろん守らなければならないマナーがあります。きちんとした作法が定められていますが、何よりも大切なのは、周囲に不快感を与えないような心配りです。
くちゃくちゃと音をたてて噛(か)んだり、ずるずるとスープをすするのはタブー。食事をするときは口を開けて噛まず、スープ類はスプーンで流し込むように飲みます。
口をもぐもぐさせながら話をする人がいますが、話をするときは飲み込んでから。そのためにも一度にたくさんの食べ物を口に入れないようにしましょう。話しかけるタイミングにも気をつけ、相手が口いっぱいにほおばっているときは話しかけないように。
テーブルの上に肘(ひじ)をついたり、足を組んで座るのはよいマナーではありません。また足元が見えないからといって、靴を脱いだりしてもいけません。
お腹が空いているときにはつい早食いになりがちですが、食べるペースは同席した人に合わせましょう。
また、食事中にトイレに中座するのは、なるべく避けるように。
化粧や香水の香りは、料理を味わう妨げになります。また濃い口紅も食事にはふさわしくありません。
| 角川学芸出版 「社会人のマナー188」 JLogosID : 5190027 |