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法要に招かれたときには?


亡くなった翌年の命日には一周忌、さらにその翌年には三回忌の法要が行われます。亡くなった年を一として数えるため、三回忌は二年目に行うことになります。三回忌までは、親族だけでなく、故人と親しかった知人や友人も招かれることがあります。遺族の思いを考慮して、なるべく出席するようにしましょう。しかし仕事などで都合がつかなければ無理することはありません。
法要に招かれたときには、供物料として、いくらか包みます。金額の目安は、香典の半額とされていますが、法要の場合は、その後に会食をすすめられることが多いため、食事の接待分も含めて、やや多めの金額を包むといいとされています。
お金を包むときには不祝儀袋を用います。表書きは「御仏前」「御供料」「御香料」「御供物料」とします。
また、お宅に伺って、仏壇にお参りすることもあるかもしれません。そのような場合には、あわてずに落ちついて仏壇にお参りしましょう。
仏壇の前に案内されたら、正座して遺影または位牌(いはい)に一礼します。このとき座布団が用意されていてもその上には座らず、横に外します。
お菓子や果物などお供物を持参した場合は、家人に一言断ってから、仏壇に供えます。果物など大きなものは仏壇に供えず、手前に置きます。
線香を立てたら、鈴(りん)を鳴らしてから両手を合わせて拝み、拝んだ後はふたたび遺影や位牌に一礼します。




角川学芸出版
「社会人のマナー188」
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